エモと考察の狭間で。

エモと考察、バリキャリとゆるキャリ、厭世観と幸福論、事なかれ主義と突発的行動主義。ゆらぎのなかを揺蕩う、某ベンチャーマーケターの手記。

子どもの読書と大人の読書の違いとは? ~「死ぬ前に後悔しない読書術」を読んで子どもの自分を激しく反省したお話。

自分の問題意識に肉薄する本が、
自然と自分の周りに集まってくるなと
常々不思議に思うくろえです。なんでだろうね。

 

そんな私が昔借りた本をようやく返却。

 

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こちらですね。前回の記事とも関係してるかも。

読書術とか読んじゃう残念さは置いておいて笑、
社内活動で本を扱っていることもあり、
本の読み方を考えるにあたっていい本だったのでシェアです。

 

というわけで、印象深かったところを簡単に記述していきますね。

 

最近気付いた自分の変化

 

昔は、ただ知識豊富だったり博識な人をすごいなと思っていたけど、
最近は博識さをひけらかす衒学的な人を見ると
はあ、そういうやつですか、
と苦虫を噛み潰したような顔になるようになった。

一方、日頃ひけらかさないが、困ったときに
すっ、と言葉を贈ってくれる人もまた、存在する。

 

この差はなんなんだろう、と思っていた。

(忘れてはいけないのは、私はどちらかといえば
知識を溜め込む方が好きだ、ということだ。
それはきっと、智慧ではない)

 

「子どもの読書」と「大人の読書」

 

本書には、以下のような記述がある。

 

子どもは読書により武装するが、大人は読書により武装を解除する。

 

はあなるほど、と思った。
受験戦争や単位取得のための丸暗記や、
ひけらかすことが良しとされていた場においては、
まさに子どもの読書が必要だったのだろう。
(もちろんこれも大人になっても継続することだろうが)

ただ、大人になるということを
ここまで綺麗に言語化しているのは、自分にとって驚きだった。

子どもの読書は
「現実逃避、自己正当化、知的武装のための読書、即物的な刺激を求める読書」
であり、大人の読書はそうではないのだと。

ただひたすらに耳が痛い。

 

じゃあ大人の読書ってなんだ?

 

大人の読書は、情報よりも大切なものを得るためにするものなんだそうだ。
そういう意味で言うと、大人の読書の効能とは、事後的にしか確認できないし、
なんだか即物的じゃなくて難しそうだ。

 

心のなかにじんわり残る言葉を、少しずつ増やしていくこと。
人生に役に立つ本をよむこと。
自分に頼るのではなく、過去の叡智にあたること。

 

そういう、今までイヤダイヤダと避けてきたことを、
これからはきちんとやっていきたい。

それが、自立することなんだろうと思う。
(そして現代社会においてそれはとても難しい)

 

とりあえずまともな本を読みます・・・ちょっとずつ。

 

とりま、読もうと思ってずっと先送りにしていた文豪作品。

その中でも興味の端緒を持てそうな
ヘルマン・ヘッセゲーテニーチェ
坂口安吾夏目漱石太宰治
とかは人として読もうと思いました。自戒自戒。

 

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次は3年間の社会人生活の振り返り記事を書きます!多分。
もしくは今週末観たムーンライトの感想記事かな。
気が向いた方を書きます。

 

追記

3ヶ月取り組んだプロジェクトが本日ついに終焉を迎えました。
私にとっては初めてのことだらけのプロジェクトだったけど、
今までで一番いいプロジェクトでした・・・涙。

上司にも恵まれ、お客様にも恵まれ、
夢みたいな3ヶ月間でした。。。
生きてると、こんないいこともあるんだなあ。。。

明日からはちょっとつらめなアサインだけど、
切り替えて頑張ります・・・!