エモと考察の狭間で。

エモと考察、バリキャリとゆるキャリ、厭世観と幸福論、事なかれ主義と突発的行動主義。ゆらぎのなかを揺蕩う、某ベンチャーマーケターの手記。

どう森ブームに、思うこと。(その1)~ SNSの影響の大きさを実感した話

皆さんこんばんは、くろえです。

結局月イチ更新やないかーい!というセルフつっこみはともかく
少しお久しぶりになってしまいました。

昨日、約1ヶ月間取り組んできた調査案件が終了し、
なんとか形にすることができほっと安堵しているところですが、
早速その内容とデジャブになるようなニュースを目にしたので、
これについての雑感を書こうと思います。

プロジェクトで私が主張したこと

 

今回は、未来のマーケティング戦略立案のような案件。
(細かい内容は書かないが)主に以下の様なことを主張してきた。

  • 利用調査から、現在の都市でのスマホの利用方法は、地方と大きく異なっている
  • 今後の社会においては、スマホにマインドシェアをかなり奪われた都市型のライフスタイルが(地方を含めて)加速していく
  • スマホも使いようによっては便利な道具だが、現代のグローバル化・デジタル化の流れの中では、麻薬のような作用をする可能性が高い

まあ内容自体はごくごく一般的な2050論的なものですね。

 

プロジェクト終了日に起こったこと 

 

ここまで全く題名と関係なかったのですが、
昨日PJT終了し、インスタ廃人に回帰した私の目につくのは
このたぐいの情報ばかり。

「どう森 アプリ」の画像検索結果

 

わたしのインスタ界隈はまだ大学生だったりもするのだが、
学生~新入社員界隈を中心に、ID登録画面を喜々として
ストーリーに晒していた(11/22段階=サービス開始2日目)。

なんだこれは。どうぶつの森か?

 

記憶をたどると、流し見していたが、どうやらこういうのがあったらしい。

 

jp.techcrunch.com

 

確かにYahoo!ニュースの一覧やLINEニュースでは見た気がする。
でも実際にその出来事を認識したのは、インスタを見てからだ。
流石にこれだけたくさんの人が喜々として登録しているのを見ると、
なるほど少し始めたくなってしまう気持ちもわかる。

 

SNSによって体験のきっかけが変わった?

 

つまり、上記の自分の体験を見るに
「自分ごと化」され検討が始まったのは、
LINEニュースのローンチのタイミングではなく、
SNS上での反響を見てからなのだろう。

それだけ我々はSNS上の情報に感化されやすいし、
逆に普段接している情報は量が多すぎて、多くのものを
ザッピングしては流し見している、ということが、
自分で検証していたことなのに、今更強く実感された。

 

たまにプロジェクトが楽しいと思うときは、こういう実感があるとき。

 

でまあ、ここから先は完全に個人の雑感ではあるのだが、
私はtoCに近い領域の仕事のときのほうが楽しいし、
それはなんで楽しいのかというと、
自分の発見したことや実感したことが
ユーザ、いち消費者として実感される瞬間が多いからなんだなと。

こういう感覚を忘れないように、
どういう仕事をしていくのかについても、考えていきたいなと思った。

 

考察記事はその2で更新します。
それでは、あでぃおうす。

 

追記

 

いまTwitterのTLを眺めてたら
「もうどう森飽きた」と言ってる人が複数人いて、
もちろんゲームは複数回のリピーターを獲得するのは
難しいということはわかりつつも、
あっという間に「トレンド」として消費されて
ものすごい勢いで飽きられていくんだなあ、と
少し寂しい気持ちになりました。

(もちろんゲーム会社はそれも分かってて、
それでも一部のロイヤルユーザを作るべく
色々尽力しているのだろうと思うけど・・・)